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2021年02月19日

腰痛は脳の勘違いだった?!

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難しい腰痛について書いてみます。なかなか改善しない痛みは本当につらいものです。病院の専門外来を受診し器質的な異常がないといわれても痛みが続いている方がみえます。
ファーストチョイスは筋筋膜を施術にて緩めていくことを選択します。ほとんどの方は何らかのリアクションがありますが、まれにノーリアクションの方もみえます。
そんな方への一つのアプローチ方法です。

目次

筋筋膜トリートメント施術では効果のない方

施術を行っても効果の見られない方は栄養面から推測すれば、「アルコールの過度の摂取、糖質過多、低タンパク、酸化脂質の摂りすぎ」などがあります。これらは食事の改善で回復が見込めます。しかし、厄介なのは過度のストレスによるものがあります。ストレスと痛みについてはなかなか理解しがたい関係性です。
戸澤洋二さんが書かれた「腰痛は脳の勘違いだった」という書籍があります。戸澤さんは7年間腰痛と坐骨神経痛に苦しみありとあらゆる治療を体験され、最終的に克服されました。その時の経過を本にまとめられました。
工学部出身のエンジニアで、その分析能力は素晴らしいものがあります。理系なので医学、生理学的な見地からも考察されておりとても勉強になりました。(この書籍は治療家の友人たちに勧めています)
巻末のQ&Aから引用です。
Q:腰痛と坐骨神経痛はなぜ起きたのか?
A:心の深層部にあった潜在的で日常的なストレスが最初の原因であった可能性は高い。心の中の嫌な感情のストレスから逃れたいために、脳は痛みを下肢に送って、心の苦しみから注意をそらそうとする現象が発端ではないか。脳は心の痛みより体の痛みの方がましだと勝手に思い込んでしまっており、脳が率先して心の問題を解決しようと思うのである。
私はこのQ&Aを読んで「なるほど」と感じました。
ご高齢者の痛みを多くみてきて言えることは、改善が難しい方は人に言えないストレスを抱えていることが多く見受けられます。(すべての方ではありません)信頼関係が構築されないと話をしてはくれませんが・・。
話をお聞きすると他人から見ればそんなに悩むほどの話ではないのかもしれませんが、その方にとっては大きな問題であることも多々あります。
ストレスという内的原因が痛みと関係しているケースをとても分かりやすく説明した本です。
その結果、戸澤さんは「脳をリセットする訓練」を行い克服されました。

脳をリセットする訓練とは

私も個人の潜在意識の力を使う「アファメーション」というテクニックを勧めています。一つの暗示効果というものでしょうか。戸澤さんも脳に呪文のように「痛む原因はない」と言い聞かせる方法をとられました。同時に良くなったイメージを持つことです。痛みがある現実にはなかなか難しいかもしれませんが治りたい気持ちがあればできます。高齢者の方はどうしても悲観的になる方も多いのですが、エクササイズを行いながらイメージをすると脳は受け入れやすくなり比較的成功率は高くなります。悩みのストレスも体内ビタミン、ミネラルを不足させることは前回書きました。特にビタミンBの消費は高くなります。
しっかりビタミン、ミネラルを補給しながら行ってもらうことも大切です。
痛みは人それぞれ原因が違います。難治性の場合はいろいろなケースを推測しながらサポートさせていただきます。今回は特殊なケースを書いてみました。

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