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2021年02月20日

痛みの原因、トリガーポイントとは。 【No.1】

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前回までは痛みに関連する栄養素や心のストレスについてコメントしてみました。今回は筋膜のトリガーポイントについて少し説明をします。
施術において押すトリガーポイントは硬結という筋肉の中にある小さなコリの部分のことです。この部分をケアすることで関連している遠隔部の筋肉が柔らかくなり血流が改善して痛みが消失します。Clair DaviesとAmber Davies著「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」から引用させていただき説明します。

目次

明確な定義は

「押すと鋭い痛みを感じる敏感になった極限性のスポットで筋組織の蝕知可能な索状硬結上の結節の中に存在する」
これがTravellとSimonsによるトリガーポイントの定義になります。
結節とはトリガーポイントそのもので、指先で触れるとこわばり、あるいは小さなしこりが感じられる。大きさはピンの頭ほどです。大きな筋肉ではパチンコ玉ほどのポイントとして感じられる場合もあります。結節を感じるためには指の感受性が必要で、誰でもできることではありません。有能な治療家は自らの指先の感覚で結節を発見していきます。

血管と神経の圧迫

トリガーポイントによって短く、太くなった筋は、付近の神経を頻繁に圧迫するようになります。筋に通っている神経はさらにもろくなります。圧迫された神経は筋内を伝わる電気信号を変化させ、それにより神経が働いている箇所に痺れ、疼痛、過敏性などの感覚異常を起こします。トリガーポイントが形成されると筋は動脈を締め付け血流が妨げられてそこむき身から離れた部分が冷えます。例えば、ふくらはぎ(ヒラメ筋)にトリガーポイントができれば静脈の血流が悪くなり足首にむくみが生じたり、頸の筋肉(前斜角筋)ならば手や腕のむくみの原因になります。トリガーポイントその部分ではなく、少し離れた部位に影響を起こすと考えてください。

自律神経系への影響

自律神経系は腺や消化器系の平滑筋、血管、心臓、呼吸器、皮膚を制御しています。これらの部位に対するトリガーポイントの作用についてはまだ解明されていない点もありますが、信じられないほどの影響力があることもわかってきました。TravellとShimonsはすでに分かっている作用として目の充血、涙の分泌過剰、眼瞼下垂、唾液の分泌過剰、持続性の鼻汁などを挙げています。胸郭前部のトリガーポイントが不整脈の原因となることもわかってきました。まだまだ関連症状の改善はほかにもみられます。

運動障害、姿勢異常

トリガーポイントは筋を短く硬くするためその動きに影響を与えます。その結果、可動域が制限されたりします。
また、痙縮状態を保ち続けることもあり、筋肉がリラックスすることができず、疲れやすくなり、回復が低下して動いて時に過剰に収縮するようになります。筋肉の均衡状態が崩れて、ひどくなると関節もズレ動くと引っかかったり外れたりすることが起きます。また、物の重さも推測することができなくなり、めまいや平衡感覚異常の原因にもなります。筋が弱くなり協調して働くことができずつまずいたりよろめいたり不意にものを落としたりするようになり、神経の症状ではないかと心配することにもなります。
首、脊柱、股関節の不自然なゆがみやカーブもまた筋膜のトリガーポイントによるこの種の全身に及ぶ作用の結果として生じる症状です。脊柱側弯などの脊柱の異常なカーブが発生したらトリガーポイントを調べてみるとよいかもしれません。
※ 次回に続きます。

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