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2021年03月06日

デスクワークの首こりについて

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このところ来院される方の訴えの多くは首こりです。デスクワークが長く首、肩に不調が出ていてお困りの方が本当に多いのだと実感しています。何かしらのケアを受けられている方はよいのですが、全く首へのメンテナンスのされていない方は重症になられてから病院にかけこむことになります。首の筋肉は自律神経と大きく影響していますので、積み重なった首への負担は時としてメンタル面にも作用することがあります。首の疲労により自律神経が失調した状態が長く続けば「うつ病」も引き起こしかねません。また長時間のうつむき作業などでは首の後ろ側にある筋肉が緊張して大後頭神経が圧迫されて頭痛の原因になったりします。

目次

デスクワーカーが知らなくてはいけない知識

人間の頭の重さは4~5㎏ほどはあります。女性用のボーリングの球ほどはあるのではないでしょうか。日中の活動をしているあいだは常に背骨の一番上に乗っています。常に真ん中に乗っていればよいのですが、ご存じのようにほとんど方は前傾(うつむき)に傾いているので、首の後ろの筋肉がずっと引っ張り続けられ常に緊張を強いられています。パソコンに向かう仕事の人は8時間以上はうつむきの状態で作業をされています。デスクワークの仕事でない人もスマホを見る時間が長ければ同じうつむき姿勢になっています。ボーリングの球を(重い頭)小さな細い首の筋肉は必死になって維持してくれています。普段の仕事をしているうつむき姿勢がどれほど首の負担になっているのかを想像していただけると思います。首の筋肉にこりが生じるのは同じ筋肉を同じ姿勢で使い続けているからです。しかも同じ筋肉を長時間緊張させることは血流を低下させて酸素や老廃物の運搬にも支障をきたします。

筋肉を休ませる

前のコラムと重複しますが、仕事の時間にこまめな休息時間を作ることが大切です。ほんの1分程でもいいので机にうつぶせで首の筋肉を休ませます。あるは立ち上がりゆっくり頭を後屈させることで首の後ろの筋肉を収縮させて血流を流す。側屈したりもいいです。動かすことは筋肉の収縮運動になります。こまめな休憩は疲れを改善しますから生産性の向上にもつながります。取り入れてみてはいかがでしょうか。

首を温める

日常でできることはネックウォーマーなどで保温することです。レッグウォーマーなどで足元の防寒もお勧めしています。物理的に温めることは血流改善の基本です。最近ではシャワー浴の方も多いのでゆっくり入浴する時間をつくりリラックスしてお風呂で筋肉を温め、熟睡ができる準備をされる工夫も大切なことです。

枕についての工夫

最近ではオーダーメイドの枕とか低反発の枕が多く出ています。枕に関してのご質問は多く、これらの商品に関しては個人差が大変大きいと感じています。首こりの方はできるだけ低い枕がいいと思います。私も枕についてはいろいろな先生がお書きになった書物を読みました。その結果、バスタオルをたたんだ枕で調整していく方法に落ち着きました。少し厚めのバスタオルを長方形にたたみ使用します。低さが気になる初めの時期はフェイスタオルで高さを調整します。少しずつ慣れてきますので数日中にフェイスタオルを外していきます。ご指導させていただいた方は現在もバスタオル枕を使われています。私は薄いバスタオル一枚で枕にしています。お金もかかりませんのでバスタオル枕ぜひ試してみてください。枕の調整をしてできれば8時間の睡眠で首の筋肉を休める習慣も大切です。睡眠時間も短い方が増えています。人間は睡眠中にからだを修復していることも忘れないでください。

筋肉、筋膜のトリートメント

仕事中のエクササイズ導入、首の保温、枕の高さ調整を行うと同時に筋肉のケアもお勧めします。痛みの出ている方は集中的(3回ほど)に筋肉のトリートメントを受けていただき、痛みが取れてしまえば3~4週間に一度のトリートメントをお勧めしています。当院では全身で筋膜ルートを確認していきますので再発防止になりますし、何よりも高いパフォーマンスで仕事にのぞむことができるようになります。身体のメンテナンスはスポーツ選手だけではありません。ビジネスマンこそ必要な習慣になってきています。
ぜひ当院にご相談ください。

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