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2021年03月14日

腸内環境に良いこと、悪いこと。

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今回は腸に関することを書いてみたいと思います。最近では腸活という言葉があるそうです。巷ではあれがいい、これがいいと情報が氾濫しています。私もいろいろな腸に関する書籍をたくさん読んきました。藤田紘一郎先生、辨野義己先生が有名ですね。今回は藤田先生の著書の中から少しご紹介したと思います。また最近では腸脳相関という言葉がよくつかわれるようになりました。腸の研究が進み科学的に腸と脳が情報のやり取りをしていることも明らかになってきました。腸と脳が関係していることなどあまり興味もないかもしれませんが、腸がいろいろな疾患(特に脳、神経系の)に影響していることを知れば腸環境を整えれば改善されることもあります。

目次

腸と脳の間の双方向のコミュニケーション

腸と脳は、神経、ホルモン、炎症分子などからなる、双方向の伝達経路を介して密接に結びついている。腸内で生成された豊かな感覚情報は脳に達し(内臓刺激)、機能の調整うを指示するシグナルを腸に送り返す。(内臓反応)。腸と脳のこの密接な相互作用は、情動の生成や、最適な腸機能の維持に重要な役割を果たしている。
腸管神経系は「第二の脳」と呼ばれ5000万から1億もの神経細胞から構成され、この腸管神経系と腸内微生物と脳は24時間休まずミリ単位で膨大な情報をやり取りしており、健康な心身の維持に欠かせないこの体内の会話がさまざまなカギを握つている。「腸と脳」エムラン・メイヤー著より引用

乳酸菌のブーム

よく乳酸菌入りの食品は身体によいのかと聞かれます。最近では乳酸菌入りのチョコレートがあるそうですね。知りませんでした。前回のコラムでも書きましたが、砂糖や小麦粉、乳(カゼイン)、人工甘味料、保存料、乳化剤はリーキーガット症候群(腸漏れ)を起こす危険性があるといわれます。腸に良いと期待してたくさん食べるべきではないと思います。腸を荒らしていしまうなどの逆効果もあり得ます。乳酸菌の神話は根強いですが、ヨーグルトの菌も人により合うあわないことがあるようです。食べ続けても効果がなければやめるべきでしょう。それより日本古来の発酵食品の方が良いと思います。また、腸内細菌叢は外部から様々な菌が入ってくことで活性するそうです。仲間の菌が入ってくると活性され繁殖力を高めるともいわれています。ですからあまり除菌スプレーなどで身の回りの菌を除菌しすぎてもいけませんね。

腸もれの知識として

腸漏れは腸壁の粘膜同士の連結が緩み細胞間のわずかな隙間ができます。そこから、細菌や未消化の栄養素が漏れ出し、身体が敵と勘違いして免疫が攻撃をします。そうなれば身体のいろいろな場所で炎症を起こしてしまいます。生きた腸内細菌が人の血液中をめぐっているという報告があります。健康な人でも50人中2人かr、糖尿病の人は50人中14人という驚くデーターが研究グループから出されています。

腸漏れの関与が指摘されている病気と症状

・ALS(筋委縮性側索硬化症)
・アルツハイマー
・不安感とうつ
・ADHD(注意欠陥・多動性障害)
・自閉症
・慢性疲労症候群
・繊維筋痛症
・橋本病
・クローン病
・消化器痛
・過敏性腸症候群
・片頭痛
・多発性硬化症
・パーキンソン
・むずむず足症候群
・関節リウマチ
・皮膚の炎症
 (湿疹、疥癬、皮膚炎、ニキビ)
・1型・2型糖尿病
・潰瘍性大腸炎
・様々なアレルギー性疾患、食物過敏
「すべての不調を治し開ければ除菌をやめなさい」藤田紘一郎著より引用

腸漏れを防ぐ食物繊維

現代の食生活は糖質に依存しがちです。砂糖、小麦などを減らして水溶性食物繊維を意識して摂りましょう。
・海藻類
モズク、わかめ、めかぶ、昆布など
・キノコ
シイタケ、マイタケ、エノキ、なめこ、シメジ、エリンギ
・野菜類
オクラ、山芋、納豆、インゲン豆、ニンニク、明日葉、モロヘイヤ、ゴボウ、キャベツ、こんにゃく、切り干し大根、寒天
・果実類
アボガド、ゆず、リンゴ、プルーン、イチジクなど
「腸漏れがあなたを壊す」藤田紘一郎著より引用
腸漏れにはビタミンDもよいとされています。
腸の隙間をタイトジャンクションと呼びますがビタミンDがその隙間をくっつける作用があるため食品からとるのもよいですがサプリメントで補うこともよいでしょう。
ちなみに私も花粉症です。腸漏れも起こしていると思われるのビタミンDをサプリで服用していますが薬と同等ぐらい効いていると感じています。

お腹を冷やさない

最後におなかを温めることをしてください。入浴して充分からだを温めれば当然腸も温められます。血流も改善して免疫細胞の働きも活性します。冷たい飲料も控える習慣をつけると更に効果的です。冷たい飲み物はご自分が思っている以上に内臓を冷やします。アイスクリームも砂糖がたくさん入っています。冷えと糖質のダブルパンチになってしまいます。お気をつけください。
今回は腸のお話を書いてみました。腸内細菌だけでなく腸漏れという複雑な作用が不調を招くことを覚えておいてください。

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