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2021年04月06日

頭がよくなる。ビタミンのメガドース法。

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クライアントさんが「こんなサプリを飲んでいるので見てほしい」といわれることがあります。なんの目的で飲んでいるのかと尋ねると、「テレビで健康に良いと言っているから」といわれます。結構高額なサプリを定期的に購入している方も見えます。私が勧めるものは根拠のあるサプリの選択です。
・ストレス過多・アルコール多飲・爪が割れる・デスクワークが多い・肉、魚を食べないなどの数十のチェックを行い不足を推測します。
そして服用量は一般的な量よりかなり多い摂取量です。グルコサミン、コンドロイチンも規定された1日量では足りません。メガドースで摂れば効いてくるかもしれません。(サプリの種類によります)ちなみに私のビタミンCの1日量は6000mgです。多分ほかのサプリの摂取量も皆さんが摂る量よりもかなり多いと思います。
三石巌先生のご著書の中から「メガビタミンの説明を引用」
「ビタミンの投与が少ないと効果が全くないか、大量にするとにわかに著効が出るのはどういうわけだ?」まさしくこの質問はビタミンの必要量の個人差についてのものであった。酵素とビタミンの親和力の問題である。酵素とは体の中で起きる化学反応、つまり代謝を助ける物質のことだ。この酵素はタンパク質なのだが、DNAが解読されてまず作られるタンパク質を酵素タンパク、あるいは主酵素と呼ぶ。これにビタミンやミネラルなどの協同因子が結合して初めて酵素は活性を持つのだ。分子栄養学ではこの結合の確立を「確率的親和力」と命名している。ミネラルに関してはその確率に原則として個人差はないので、これが問題になってくるのはビタミンにおいてである。生体においてビタミンの分子は全くランダムな運動をしている。それが主酵素の受容体にぶつかったとき、一発で結合するケースと、100回衝突して1回うまくいくケースがあるというのが私の考え方だ。前者では確率親和力を100、後者ではそれを1とする。後者の場合、共同因子の濃度を100倍すれば前者と結合条件が同じになるだろう。だから分子栄養学では大量ビタミン、すなわちメガビタミン主義になる。ビタミン大量投与にメリットのあることが、これで簡単にわかるはずだ。
知的障害が神経伝達物質を作る酵素とビタミンの親和力が極端に低いことからきている場合があることは初めから見当がついていた。
ある女史が扱った知的障害の子の場合、ビタミンCやビタミンB1の親和力が普通の子の300分の1であったと私は考えている。ついでに言えば300分の1とまではいかなくても、2分の1とか10分の1とかの人は決してまれではないだろう。ビタミンが何らかの酵素の活性を高め、代謝をよくするということは、頭の回転をよくするということである。そう考えると、ビタミンCの投与でIQの改善を見る人はこうした知的障害を持った人以外にも、もっともっと世界中にいていいはずなのである。
こういう考え方をするのだから、分子栄養学を「個体差の栄養学」といえばその本質的な性格がわかりやすいかもしれない。ついでに言えば「状況の栄養学」と呼ぶことも、その性格を明確に示すことになる。ストレスなどの状況によりビタミンの消費量が変化するからだ。
【脳細胞は蘇る 分子栄養学が明かす活性化の原理  三石巌著】
何回か前のコラムでも芸術的な創造をする子供のビタミンBの消費量は通常の子供の何十倍も差があると書きました。溝口先生は個体差は200倍の差があるかもしれないとも言われています。私も知的障害の施設に勤務していたので三石先生の著書を読んで納得できました。施設の中には天才的な子が多いのです。
さて皆さんにもやってみたいと思いませんか。ご興味のある方は当院にぜひお尋ねください。
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