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2021年01月29日

現代型栄養失調とからだの痛み

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以前運営していたデイサービスでのお話です。
ご利用いただいていた方の中に担当の医師から「栄養失調だといわれた」
(血液検査の結果)とのお話をお聞きすることがありました。
その数は1人、2人ではありませんでした。しかも独居の方だけではなく家族と同居の方にもおられました。
その方々の食事の傾向は主食の割合が多く、たんぱく質・脂質量が圧倒的に不足していることが原因だと思います。
同居の方はおじいちゃん、おばあちゃんメニューとして食事内容が若者メニューとは違っていることも多く、
私は家族と同じものを召し上がることをすすめていました。
高齢になるほど食が細くなり食べる量も減っていきます。何かを食べなければいけないとは思うので、食べやすいものを選ぶことになります。
食べやすいものといえば菓子パンであったり、麺類であったりと栄養成分でいえば炭水化物になります。
時々ならば問題はないのですが食事習慣として朝と昼はいつもパン、麺だけという方も多いようでした。

少し難しい話ですが、人間の体は【異化と同化】を繰り返して維持されています。
(異化=壊れる 同化=作られる)常に身体は作り替わって存在しています。
体の材料はたんぱく質なので材料が入ってこないと(異化>同化)大切な組織が作られなくなってしまいます。
皮膚、骨、ホルモンなども全てそうです。身体のどこかに痛みのある方はこのサイクルがうまく回らずに異化が上回っている可能性もあります。
膝痛の方にたんぱく質を多く取り入れてもらったところ数ヶ月で改善した例があります。
怪我や風邪がなかなか治らない方も栄養状態の問題も考えられます。
このことは若い世代の方もご存じないかたが多いようです。
20~30代前半は極端に言えば何を食べていても何とかなるでしょうが、40代からはごまかしがきかなくなります。
栄養不足で不定愁訴(だるい、疲れやすい、集中力がない)が出てくることが多いようです。
若いうちから正しい栄養知識を身につけてほしいと願っています。
美容に熱心な女性でも食に無頓着な方もいらっしゃいます。
皮膚のターンオーバーを考えれば、たんぱく質や良質な油をしっかり摂ることで大きく変化します。
皮膚の表面に高価な美容液を塗り込んでもあまり変化しないのは、こういうことが細胞レベルで起きているからです。
女性は貧血が多く「鉄、たんぱく質」を適量摂取すると皮膚の状態が良くなり、片頭痛も治った話はよく聞きます。
当然人間の免疫にも関りが大きく「免疫を向上=栄養摂取」だということに異論はないはずです。
また、ご高齢の方もほとんどが貧血だといわれています。鉄が不足すれば赤血球の能力も下がり身体の末端へ酸素や栄養、熱が運べなくなります。
「栄養失調と言われた方」には食べ方のアドバイスもしましたが、多くの方は「今更もういいわ」との返答が多かったことが残念でなりません。
私の父は認知症で施設にお世話になっていました。施設給食に毎日卵を3個とチーズを追加して食べさせていただいていました。
たんぱく量が摂れていたので最後まで自分の足で歩くことができたのだと思っています。しかも、転倒することが多くても怪我はありませんでした。
最近はいろいろな情報が錯綜していて肉はやめた方がいいと発信されている方もみえますが私はクライアントさんにはおすすめしています。
たんぱく質の消化吸収の問題も個人差があります。早食いの方はよく噛んで食べるようにしていただきます。
ご高齢の方は歯が悪い方もみえますのでミンチ肉を勧めていました。また肉を食べると胃がもたれる方もいますが
消化能力が落ちているため少しずつ量を増やしていくと食べれるようになってきます。(消化器官のトレーニングです)
※ここで確認です。たんぱく質=肉、魚、卵(動物性)大豆(植物性)などです。
食は体のコンディションと直結しています。
昨今の社会情勢を鑑みても健康が一番大切だと思いませんか。

満尾正先生のご著書より
「現代型栄養失調のチェック」を引用させていただきます。

□ コンビニ、スーパーで買った出来合いの食品をよく買って食べる。
□ 加工食品を買うときに成分表示をみることはない。
□ 発酵食品はあまり食べない
□ ごはん、パン、麺が好き
□ 毎日甘いおやつを食べる
□ お通じが毎日ない
□ 肌荒れしやすい
□ 疲れがとれず常にだるい
□ 食後に眠くなることが多い
□ ぐっすり眠れない
□ いつも頭に靄がかかったようですっきりしない
□ 気持ちが落ち込みやすい。もしくはイライラしやすい

12項目のうち4項目以上当てはまれば黄色信号、8項目以上は赤信号ということです。
「便利、手軽」は健康面においてはデメリットが大きそうです。お気を付けください。

膝、腰、肩などの痛みの方には必ず問診で食事のスタイルをお聞きします。筋筋膜トリートメントだけの調整で痛みが消失すれば問題はありませんが、
難治性といわれる痛みには栄養不足が隠れているケースが多々見られます。またアルコールやコーヒーなどのカフェイン飲料の量が半端なく多かったり
することが痛みと関係していることもあります。嗜好品を減らすことが難しい方にも方法はいろいろあります。あきらめず希望をもってご来院ください。
その方に応じたオーダーメイドの治療が提供できるよう日々勉強を続けています。

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