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2021年02月05日

腸内環境はどんなことに影響しているか。

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初見の問診で必ずおなかの調子はいかがですかとお尋ねします。
なんで整体なのにおなかのことまで聞くのだろうと変な顔をされることもあります。
実は腸のコンディションはとても大切なことです。(腸脳相関ともいわれます)
ほとんどの方は何かしらのおなかのトラブルを抱えているといわれています。
日常で除菌製品、抗生物質などを使うことで大切な善良な菌まで殺しています。また、食品添加物や精製してある糖質過多の食品なども影響しているといわれます。
先日奥歯が欠けたため歯科に行きました。虫歯、歯周病はないといわれたのですが、歯を磨くときに力を入れすぎているとの指摘がありました。
先生から口腔内細菌の状態によりトラブルが起きるのでごしごし磨くことはナンセンスであるといわれ何十年かぶりに歯磨き指導を受けました。
口腔と腸はつながってます。虫歯、歯周病のなどのトラブルもも細菌が影響しているといわれたことに「やはり」と我が意を得ました。
身体の痛みを訴える方はおなかの調子が良好な方はあまりいらっしゃいません。
一般的に女性は便秘が多く、男性は緩い方が多いようです。
私の身近にいる男性の知人たちも一日に何度もトイレに行く人は多いですね。
便秘、下痢は炎症です。しかも消化能力が低下していれば、せっかく体に良い食品を摂っても吸収できずそのままスルーです。
理想はスーッ、ポトンのバナナ様がいいといわれます。しかし、ほとんどの方はご苦労されているのではないでしょうか。
毎日ヨーグルトを食べているからとおっしゃる方も多いのですが…。それもいいのですが日本古来の発酵食品はどうでしょうか?
私は毎朝味噌汁を飲んでいます。野菜たっぷりで味噌の種類を時々変えながら楽しんでいます。
そういえば一時期「長生き味噌汁」の本がよく売れていました。味噌は日本人の腸に良いようです。
和食は発酵食品が多いのですが、最近の若い世代では毎日摂らない方が多く残念に思います。
昨日、浜納豆を食べてみました。糸を引く納豆ではなく、味噌のように発酵した大豆です。浜松名産で徳川家康も好んで食したといわれています。
麹菌が周りについていてかみしめるとうまみがあり大変おいしく頂きました。おなかにもよいようです。
フラクトオリゴ糖(善玉腸内細菌のえさ)も最近よく言われていますが現在実験中ですので後日結果を伝えます。
アレルギーの方にも腸のコンディションは影響します。腸漏れ(リーキーガット)を起こしている方はビタミンDを摂ると改善するといわれています。
腸の組織に隙間ができそこから異物が漏れ出すといわれます。その隙間を閉じる(タイトジャンクション)ことがビタミンDの作用により可能となるそうです。
最近薬局でも花粉症にビタミンDが効くとPOPしてあるのはそのせいです。また、ビタミンDのみでは効いてこない方はビオフェルミンを一緒に摂るとよいともいわれています。

時々はご自分の腸内環境を考えて、食べるものも選んでみてほしいと思います。
余談ですがコンビニの野菜は漂白剤で殺菌するので腸内細菌叢には良くないそうです。また乳化剤などの食品添加物も腸内環境に影響するといわれています。
発酵食品を摂らず昼はコンビニ弁当が多い日本のサラリーマンのおなかは大丈夫でしょうか?
最後に私事です。以前は下痢をすることもよくありました。朝に何度もトイレに行きましたが、現在は下痢もなく良好です。
日頃行っていることを以下に書いてみました。

・おなかを冷やさない。(寝るときにカイロでおなかを保温する)
・精製した砂糖はとらない。(米は玄米で食べる)
・繊維質を多くとる。(かなり摂ります)
・良質なたんぱく質をとる。
・発酵食品を食べる。(いろいろな発酵食品をローテーションで摂る)
・良い油(魚油、えごま油、アマニ油)をとる。
・ねばねば食品(モズク、昆布類)をとる。
人により合うか合わないはあります。興味があるものはぜひお試しください。

いま手元に「腸と脳」 エムラン・メイヤー著 紀伊国屋書店 の本があります。帯のコメントを引用させていただきます。

【私たちの消化器系は従来の想定よりはるかに精緻で複雑で協力だ。腸管神経系(ENS)は第二の脳と呼ばれ5000万から1億もの神経細胞から構成される極めて重要な器官である。このENSと腸内微生物と脳は24時間休まず、ミリ単位で膨大な情報をやり取りしており、健康な心身の維持に欠かせないこの体内の会話が様々なカギを握っている。現代の都市生活者の腸内環境は荒れてきているが何が原因で、どのような悪影響がありどう対策を取ればよいのか。慢性疼痛や過敏性腸症候群(IBS)、うつ、不安障害、自閉症スペクトラム、パーキンソン病などは腸内微生物とどのような関係があるのだろうか】

慢性疼痛にも腸内環境は影響があるといわれます。経験的にも実感しています。痛みの原因は人それぞれです。筋筋膜のこり、姿勢(軸)、代謝を第一に疑い施術やトレーニングを行いますが、あまり効果が見られない場合は栄養療法も並行されることをお勧めします。栄養プログラムのみでも対応は可能です。お問い合わせください。


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