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2021年03月20日

ビタミンB群の知っておきたい基本的知識

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ビタミンB群の話です。B群というからには種類があることは」ご存じだと思います。B1、B2、B3、B6、B12、葉酸などの名前があります。我々の生命活動の源とであるエネルギー産生に欠かせないビタミンです。あらゆる種類の酵素の補酵素として相互に作用しています。単体では効果を発揮しにくいといわれ、効果的エネルギー代謝を期待するには複合(コンプレックス)摂取が望ましいといわれています。我々の体内の全ての組織でエネルギーを使います。細胞が利用できるエネルギーの形をATP(アデノシン三リン酸)といいますが、これを作り出す材料がビタミンB群です。ビタミンB群や酵素が十分にあると乳酸がピルビン酸に代謝され、ATPを作りだします。ビタミンB群や酵素が足りなければブドウ糖がうまく代謝されず不完全燃焼を起こします。これが乳酸となり体内に蓄積されます。疲労物質である乳酸は、疲労や筋肉痛、肩こりなどの原因にもなります。トレーニングをしていて疲れが取れない方や筋肉痛が激しい方はビタミンB群が不足しているかもしれません。

目次

ビタミンB群の不足する原因

1.食品精製、加工、保存により含有量が低下している。精白米、精製小麦はビタミンB₁が不足するので玄米や未精製小麦が望ましい
2.ビタミンB消費量の増加。
慢性の炎症、感染症、悪性腫瘍、ストレス過多、甲状腺機能亢進症、アルコール多飲、妊娠、授乳、カフェイン飲料摂取過剰、加齢、過食
糖質の過剰摂取など
3.薬物摂取により吸収、作用が阻害されている。
例)経口避妊薬、ステロイド、L-ドーパ、制酸剤(胃薬)抗経痙攣剤、抗ガン剤
なども影響があるようです。
4。静脈注射
高カロリー輸液を静脈注射する場合、糖の代謝を円滑に行うにはビタミンB群が必須であるため消費量は減ります。
高齢者で点滴を定期l的に受けられる方はビタミンB群を食品から摂取することができていないため体内で不足状態になっている方も多いと思います。必ず別で摂らなければなりません。
5.抗生物質の長期服用
ビタミンB群は腸内細菌により生合成されます。抗生物質の長期利用で腸内細菌叢が乱れビタミンB₂などの含有量も低下します。
ビタミンB群の働きには精神・神経症状に関与しているものがあり慢性的なB群欠乏が精神疾患と勘違いされていることもあるといわれます。糖質を大使ぁyする方がたんぱく質を代謝するよりビタミンB群を多く使うようです。糖質過多(ごはん、パン、麺、お菓子、清涼飲料水、果物)の食生活の方は慢性的なビタミンB群不足になっている可能性があります。

ビタミンB群の補給

糖質制限

オーソモレキュラー栄養量ではできるだけ天然物から摂ることをことを第一に考えます。まずは糖質制限を行い、お肉の量を増やしていただきます。食材であるお肉にはたんぱく質も豊富なので毎食に牛、豚、鶏、魚などをローテーションして食べていただきます。特にビタミンB₆はGABA系、ノルアドレナリン系、セロトニン系の
全ての経路で必須のビタミンです。
ビタミンB₆が不足すればGABAが作れなくなり睡眠中に悪夢を見たり、赤ちゃんは夜泣きが多くなったり、しいては精神症状を含む不定愁訴が起きてしまうケースも出てきます。
「アスリートのための分子栄養学」星真理著より引用

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