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2021年04月25日

宇宙、生命のサイクルと栄養のつながり。

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最近、読んだ本の話です。「天才科学者はこう考える ジョン・ブロックマン編」の中からダニエル・C・デネット(哲学者・タフツ大学認知研究センター教授)が書いている章からです。「進化は試行錯誤の繰り返しによって起きる」と定義して以下の説明をしています。

自然界にはサイクルが存在しています。
昼の後に夜が、春夏秋冬など季節のサイクル。雨が降り川に流れ、海から蒸発して雲に戻るなどの地球規模の水のサイクル。
原子レベルから天文学のレベルまですべてにサイクルは存在してて、そのすべてを理解している人はいないだろうと述べています。
身近なところでは自動車を動かすエンジンも一つのサイクルで機動しています。
何度かこのコラムでも書いてきました、人体の中でもクエン酸回路というサイクルがありましたね。
今我々が存在してることにつながる地球規模で起きてきた進化について、一文で説明しています。
【ダーウィン的進化は生命の繁殖と自然淘汰が必要で、その理論には「最初の生命」がどうやってできたのか説明できないと主張できないといわれます。最初の生命は親がいないので繁殖により生じる説明はできません。何もないところから最初の生命が誕生することは奇跡的であり、生命誕生前の何もないところから発生することは困難に思えます。しかし、進化にはサイクル、繰り返しが必要だということを理解していればその考え方で答えも見えてくるはずです。季節のサイクル、水のサイクル、地質のサイクル、そして化合物のサイクルなどが何百万年、何千万年、何億年と繰り返えされていくうちに、徐々に地球環境が変化していき、その中で最初の生命が生まれる条件が整えられていったと考えてもいいでしょう。おそらく失敗に終わった試みも多数あったでしょう。しかし、何度かの挑戦後に成功したとおもわれます。】とのべています。
その気が遠くなる繰り返しが改善と改良を重ねて進化をなしてきたとも説明しています。
また、同じサイクルが繰り返され、少しの変化が蓄積されたことで驚くような結果が生じたと結論づけています。

以上の解説で正しいサイクルが魔法のような驚異的な進化をしてきたことを考え、体内サイクルが正しく回らなければ結果はどうなるかは推測できます。

私は現代人の不調も体内のサイクル(クエン酸回路)が正しく作動していないことが招いていると考えています。
まずは必要量のタンパクが足りないこと、ビタミン、ミネラルの不足がどなたにも起きていること。
(これらは一般の健康診断ではわかりません。生命進化の過程では必要な物質は存在していることは絶対条件であったと思います。)
また栄養に関してはその必要量は人により違います。
ですからメガドースという栄養の取り方で補給をすることが大切であると前回説明しました。
今回もダニエル教授のサイクルの話を読んで人体内で起きている「アミノ酸サイクルが」人間の生命を支えている重大な事柄であると確信できました。
きっと不足の状態でも体内でアミノ酸をクルクル回しているとおもわれます。本当に恒常性の力に敬服してしまいます。
適正量を追加すればもっと健康になれるし、体調も気分もよくなれるのでしょう。
生命の進化にも影響していたサイクル。我々の体内でも同じサイクルが存在しています。
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