2021年04月26日
最近のビタミンD研究からわかったこと。
ブログ
今朝、ビタミン学会の会報誌が届きました。今年6月に開催される第73回ビタミン学会の各テーマが記載されていて興味深く拝見していました。
昨年は名古屋開催であったのですが、コロナの影響で中止になりました。
今年は東京にて開催されますが、私はWebでの参加にしようか迷っています。
ざっと内容を見てみると今年もビタミンDとビタミンCに関する内容が多いように見受けられました。
またいろいろとビタミンの可能性を感じる内容でさらなる研究の成果に期待したいものです。
その中であるサプリメントメーカーが「ビタミンD不足の解消に向けて」という社内での取り組みを紹介していました。
少し前のコラムでもご紹介しましたが現代日本人はビタミンDの欠乏・不足者が増えているそうです。
また今回のコロナの大流行で在宅勤務が増えたり、新しい生活様式により低ビタミンD状態を悪化させている可能性により
この会社では2020年6月下旬~7月上旬に従業員116名(女性84名、男性32名)を対象に在宅勤務が
ビタミンD状態に影響を与えるかを検討するために研究を行ったそうです。
その結果平均血清25OHD濃度は17,7±6,8ng/mlであり、ビタミンD欠乏・不足の割合は女性で97,6%、男性で84,4%
でありその会社の従業員も低ビタミンD状態であったそうです。また影響因子についても、予想していた「在宅勤務比率」や「通勤時に直接日光を浴びた時間」
といった因子の関連は見られず、運動習慣やビタミンDサプリメントの摂取が低ビタミンD状態の回避に影響していることが分かったそうです。
この研究より新しい生活様式においても、在宅・通勤に関わらず、意識的に運動習慣を持つことと、サプリメントを含む食品から積極的なビタミンD摂取を
心がける事が低ビタミンD状態を回避するために重要であると結論づけています。
低ビタミンD状態は健康と疾患に対して影響しています。
・骨の恒常性・骨粗しょう症・くる病
・骨格筋・転倒、骨折リスク・糖尿病
・高血圧・肥満・腎疾患
・がん発生率、死亡率予後(様々ながん)
・炎症・多発生硬化症・炎症性腸疾患
・喘息・アルツハイマー・パーキンソン
・うつ・てんかん・脳卒中
・新型コロナウィルス感染症
など様々な病気と関連しています。
このサプリメントの会社では研究後に従業員4000名にビタミンDサプリを6か月間飲んでもらいました。
再度上記の研究に参加した方を対象に2021年1月にビタミンD状態を確認したところ、平均血清25OHD濃度は29,8ng/ml±8,8ng/ml
欠乏・不足者の割合は女性55,8%、男性で45,2%と改善がみられたそうです。
この研究内容で推測できることは、一般の会社員の方でも不足・欠乏が潜在的に存在していることを物語っています。
新型コロナウィルス感染症で死亡した方も血清濃度が20ng/ml未満であったとの報告があります。
私は感染症だけではなく高齢者の運動機能についても大きく影響しているのではないかと考えています。
意識的な運動習慣、サプリメントや食品からの積極的な摂取を心がけたいものです。
勿論、これだけでは安心できないかもしれませんが、予防の一つになるのではないでしょうか。
昨年は名古屋開催であったのですが、コロナの影響で中止になりました。
今年は東京にて開催されますが、私はWebでの参加にしようか迷っています。
ざっと内容を見てみると今年もビタミンDとビタミンCに関する内容が多いように見受けられました。
またいろいろとビタミンの可能性を感じる内容でさらなる研究の成果に期待したいものです。
その中であるサプリメントメーカーが「ビタミンD不足の解消に向けて」という社内での取り組みを紹介していました。
少し前のコラムでもご紹介しましたが現代日本人はビタミンDの欠乏・不足者が増えているそうです。
また今回のコロナの大流行で在宅勤務が増えたり、新しい生活様式により低ビタミンD状態を悪化させている可能性により
この会社では2020年6月下旬~7月上旬に従業員116名(女性84名、男性32名)を対象に在宅勤務が
ビタミンD状態に影響を与えるかを検討するために研究を行ったそうです。
その結果平均血清25OHD濃度は17,7±6,8ng/mlであり、ビタミンD欠乏・不足の割合は女性で97,6%、男性で84,4%
でありその会社の従業員も低ビタミンD状態であったそうです。また影響因子についても、予想していた「在宅勤務比率」や「通勤時に直接日光を浴びた時間」
といった因子の関連は見られず、運動習慣やビタミンDサプリメントの摂取が低ビタミンD状態の回避に影響していることが分かったそうです。
この研究より新しい生活様式においても、在宅・通勤に関わらず、意識的に運動習慣を持つことと、サプリメントを含む食品から積極的なビタミンD摂取を
心がける事が低ビタミンD状態を回避するために重要であると結論づけています。
低ビタミンD状態は健康と疾患に対して影響しています。
・骨の恒常性・骨粗しょう症・くる病
・骨格筋・転倒、骨折リスク・糖尿病
・高血圧・肥満・腎疾患
・がん発生率、死亡率予後(様々ながん)
・炎症・多発生硬化症・炎症性腸疾患
・喘息・アルツハイマー・パーキンソン
・うつ・てんかん・脳卒中
・新型コロナウィルス感染症
など様々な病気と関連しています。
このサプリメントの会社では研究後に従業員4000名にビタミンDサプリを6か月間飲んでもらいました。
再度上記の研究に参加した方を対象に2021年1月にビタミンD状態を確認したところ、平均血清25OHD濃度は29,8ng/ml±8,8ng/ml
欠乏・不足者の割合は女性55,8%、男性で45,2%と改善がみられたそうです。
この研究内容で推測できることは、一般の会社員の方でも不足・欠乏が潜在的に存在していることを物語っています。
新型コロナウィルス感染症で死亡した方も血清濃度が20ng/ml未満であったとの報告があります。
私は感染症だけではなく高齢者の運動機能についても大きく影響しているのではないかと考えています。
意識的な運動習慣、サプリメントや食品からの積極的な摂取を心がけたいものです。
勿論、これだけでは安心できないかもしれませんが、予防の一つになるのではないでしょうか。
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