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2021年06月17日

日本の食、梅干し。

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この時期になると母が梅仕事をしていたことを思い出します。
赤しそをしっかり揉んで色を出すときに広がるしその香りも思い出します。

母が亡くなり家内がしばらく梅を漬けてくれましたがここ数年はお休みでした。
今年は久しぶりに梅を漬けるということで、今自宅では追熟させている梅が並んでいます。

若いころに読んだ「梅干しと日本刀」樋口清之という本があります。
若い世代の方はご存じないかもしれません。
初版は昭和49年に出版されたベストセラー書籍です。
今から5,6年前に新書で再販され、読み継がれています。

日本人の知恵と独創を紹介し我々の祖先が積み重ねてきた驚くべき工夫と発明が紹介されています。
特に食に関する項目は非常に面白く、私が好きな話は「日の丸弁当」です。
樋口さんは白米と梅干との関係性を「99%の白米の酸性を梅干しが中和する」「白米はビタミンが少ない」とも
書いてありますが、昔の日の丸弁当はほとんど玄米であったのでビタミンB1はきちんと摂れていたと思います。

私の祖父は材木屋で若いころは肉体労働もしていました。
ほぼ毎日の昼ご飯は玄米の日の丸弁当だったと聞きました。
非常に良いからだをしていたし健康そのもでした。
夏場でも汗をよく書きましたが梅干しの塩分で救われていたのかもしれません。
しかも玄米の栄養でエネルギー変換もスムーズであったと考えられます。

これからの暑い夏に塩分補給でスポーツドリンクを多くの方は利用されると思います。
これらは非常に糖質が多いためかえってコンディションを下げることにもなります。
水分や塩分補給は水、麦茶と梅干をお勧めします。

今こそ日本の伝統食材を見直したいものです。




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