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2022年02月10日

あなたは座りすぎていませんか?

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デスクワーカーの方は1日8時間近く座位のままでお仕事をされています。最近の研究で座りすぎが健康に与える影響についていろいろなことがわかってきました。

日常的に適度な運動を行っていても、座りすぎにおける死亡、肥満・過体重、糖尿病、一部のがん、心血管障害のリスクは変わらないそうです。

ある調査ではテレビを見るため1時間座り続けるごとに平均余命が22分短くなるとのデータが出ているそうです。イギリスの調査でも立ち仕事や歩き仕事の女性はデスクワークの女性と比べて総死亡率が32%、ガン死亡率が40%も低くなることが報告されています。

ビジネスマン・OLの方は朝の通勤時間でバスや電車内で座り、会社につけばデスクワークで座ります。
帰りの交通機関でも疲れているので再び座り、自宅につけばソファーに座りテレビを見たりします。
そして10年、20年が過ぎ身体に異変が起きてくるのでしょう。

「座りすぎ」と「仕事のパフォーマンスや仕事に対する意欲・態度」の興味深い調査結果があります。
生産性とワーク・エンゲージメント(活き活きと熱意をもって仕事に臨んでいる状態)ついて仕事中の座位時間との間に強く関連している結果がありました。

20歳から59歳の2500人を対象とした調査です。仕事中の座りすぎと生産性に関しては中高年ではあまり関係していませんでしたが、若い方では仕事の座位が長い時に「仕事のパフォーマンスが低かった」と感じた人は38%も多かったという結果が出ています。

身体活動や定期的な運動はもちろん必要ですが、同様に座りすぎないことが大切です。ジムでトレーニングをしてもそれ以外の時間は座っているとなればせっかくの運動の効果も半減してしまいます。

仕事中にも立ち上がりをすることを取り入れることが大切です。
30分に1回は立ち上がり、上半身を動かしたり、股関節を動かす足の運動を取り入れたりすることで病気のリスクがかなり改善できるとの研究結果があります。

生産性やワーク・エンゲイジメントの向上性を考えれば座りすぎリスクを会社全体で考える必要性もあります。
参照:「座りすぎが寿命を縮める」岡浩一郎著より引用

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