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2023年08月23日

海と夕焼け

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こんにちは、久屋大通駅から徒歩1分の久屋整体です。

通勤時のバス車内で何十年かぶりに三島由紀夫の小説を読んでいました。

高校生のころに何冊か読み、文中にでてくる難解な漢字の意味を辞書で引き引き調べたものです。

三島の終期は衝撃的なものでした。昭和45年11月25日に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地での自決でした。

僕が7歳の時ですからその自決の理由も知る由もなく、大きな事件でしたが記憶もありません。

高校生の時に教室で使う机に「盾の会」という字が小刀で彫ってあるのを記憶しています。
(昔の机は木製ですから、金属の突起で彫ることができました)

三島の自決について僕の父親にも聞きましたが、「政治思想が現代と乖離していて世をすねたのだろう」と言っていました。

現在ではユーチューブで生声も映像も観ることができます。令和の時代に観てみても三島の迫力に驚きます。

市ヶ谷駐屯地で行った演説で、「自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるだろう」と言っています。
(2023.2.16.衆議院予算委員会にて国際政治学者川上高司さんも取り上げていました)

三島が現在の日本を見たらなんと思うのでしょうか。

今朝読んでいた小説「海と夕焼け」はちょうど今頃の季節を背景にしてあります。

西暦1272年の鎌倉のお寺でキリストへの信仰を失った寺男(フランス人)が聴力に障害のある男の子へ遠い昔を懐古しながら語っているシーンが描かれています。

その文体は実に美しく、鎌倉稲村ケ崎の晩夏の海沿いが手に取るように描写されています。

現代の小説とは次元が違います。作品の最後にお寺の梵鐘を二人が聞くところです。(少年は耳が聞こえません)

「鐘の音はゆるやかな波動を起こし、麓のほうから昇ってくる夕闇を、それが四方に押しゆるがして拡げてい

くように思われる。その重々しい音のたゆたいは、時を告げるよりもむしろ、時をたちまち溶解して、久遠の

中へ運んでゆく」【以上引用】

天才三島由紀夫の小説を読み感じることは、日本語ってこんなに美しく表現ができるのですね。

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