2021年01月27日
膝の痛みでお困りの方へ
ブログ
関節注射でも奏功しない。膝関節手術が嫌だ。病院や治療院に行きつくした。
グルコサミンも飲んだ。レントゲンも異常ない。
膝の慢性痛でお困りの方へ
変形性膝関節症は介護認定の要件にもなっているほど多くの方が悩んでいます。
ある統計では40歳以上の女性の約6割が膝に違和感ないし痛みを感じているというデータもあります。
私も柔道整復師として整形外科、接骨院、高齢者施設にて多くの膝痛の方を診てきました。
整形外科ではヒアルロン酸注射や物理療法が行われていましたが、改善される方は少なかったように思います。
私は5年半にわたり、高齢者デイサービス(機能特化)を運営してきました。ご利用される多くは病院、治療院などを転々としても改善がみられない方がほとんどでした。
そこで各利用者様の痛みの分析を行い、ある共通点をみつけました。
1.患側の股関節が使えていない。
2.患側の足母趾に力が入らない(外反母趾)。
3.膝の疼痛部の筋肉ルートに筋コリ(硬結)がある。
4.股関節の外旋が大きい。
5、糖質の摂取量が多く、タンパク質摂取量が少ない。
6.赤血球の不良、貧血傾向がみられる。
結果、痛みが出ている部位と原因となっている部分は違うことがわかりました。
負荷がかかっている筋肉・筋膜を緩めることで、膝痛だけでなくほかの部位の痛みも改善してきました。
構造的な問題点は重心トレーニングを取り入れることで治療に圧倒的な差が出ることもわかりました。
点が線でつながった瞬間でした。
痛みの研究を十数年かけてきてわかったことです。
痛みの原因は「構造的な問題が大きい」ということです。
膝については両下肢の骨支持能力が低下し、筋肉が頑張りすぎてこわばりが起き膝関節にバイアスが(ねじれ)が生じることで、痛みが起きているのです。重力は大きな負荷です。なるべく筋肉は頑張らないほうがいいのです。負荷がかかっている部位の筋肉、筋膜の調整をして、ジョイント・エクササイズを継続することで痛みを消失させることが出来るようになりました。
毎週注射を打っていた方が不要になり、階段昇降が難儀であったが改善出来たり、痛みで長時間歩行が出来なかったが旅行に行けるようになったりと多くの方が改善されました。
このメソッドを膝痛でお困りの方に提供したいと思い「久屋整体」を立ち上げました。
【東京医科歯科大学 膝治療の名医でもある宗田大教授のご著書の中で、筋肉を緩める治療とストレッチは保存的療法として推奨されています。先生は保存的治療を優先し10数年で5件の手術しかしていないとも書かれていました】宗田先生のお言葉で確信が持てました。
高齢者施設で多くの方を治してきた実績があります。(延べ100名以上)
症例を少しご紹介します。(詳しいエクササイズ内容は割愛します)
症例1.70代女性
左膝痛がひどく自力歩行が困難。ドクターより手術しかないといわれた。股関節が硬く動きが悪い。下肢筋肉、殿筋の深層部をケアにて緩め、ジョイント・エクササイズを併用して3か月にて改善。現在は杖も使わずに歩行が出来ている。
手術をしなくてよかったといわれています。
症例2.70代女性
右膝人工関節置換術を行うが痛みが残存していた。長時間歩行は困難。曲げることに恐怖心があり、常に重い感じを抱えていた。大腿四頭筋にこわばりがみられポイントとなる筋肉を緩め、エクササイズを行うとその場で改善する。1カ月ほどで足の軽さが戻り長時間歩けるようになった。
症例3.90代男性
右膝内側に痛みがあり、立ち上がりや踏み込み動作に難儀。腿の横の筋肉を酷使する姿勢の為エクササイズを使ってインサイドに重心を移動させる。ケアにて四頭筋外側から中殿筋を緩める。1カ月にて痛み改善がみられ、1年ほどでインサイドが確保できる。姿勢にも改善がみられる。
症例4.50代女性
両膝に痛みが強く、階段昇降に支障がある。正座も不可。歩行も長時間は難しい。トレーニングのみで対応したケースです。おへそが上がっている(骨盤が開く)状態で両足とも外側支持が強い方です。股関節の内旋EXをしっかり行い、下肢インサイトラインの獲得が出来るよう股関節エクササイズを行いました。背骨の支持も弱いので脊柱エクササイズも並行する。3カ月ほどで痛みの改善がみられました。階段昇降も出来るようになりました。姿勢改善もみられる。
症例5.80代女性
膝(O脚)変形があり、足指も外反母趾の変形が強い。足母趾が浮足になり力が入らない。大腿部全体の硬さがあり、股関節や殿筋の硬さもある。深層筋肉と筋膜を緩め、股関節エクササイズを繰り返し行う。2カ月目で痛み消失する。下肢インサイトラインのトレーニングを継続している。
症例6. 60代女性
右膝に水がたまるため週1回整形外科にて注射処置を行っていた。大腿部とふくらはぎに筋肉のこわばりがみられる。深層筋までを手技にて緩める。股関節エクササイズを並行して行っていただく。2カ月後には水がたまらなくなり通院もしなくなった。
症例7.70代女性
交通事故にて骨盤骨折。退院後歩行が困難となる。両膝が痛く長時間歩行と正座が出来ない。2回目の施術が終わると正座が出来るようになった。3カ月ほどで膝の痛みは消失する。現在は30分は歩けるようになる。
では、当院での「治療の流れ」についてです。
① 初診カウンセリングにて詳しくお聞きします。
② 姿勢テスト(重心の位置を確認します) 膝部テストで膝内部損傷や炎症がないか確認します。
③ 足指の間から殿筋まで特殊なテクニックを使い深層筋と筋膜を緩めていきます。
④ 足関節、股関節、骨盤、仙腸関節のズレを調整します。
⑤ 脊柱や肩甲帯に問題があれば関連の筋肉・筋膜をさらに緩めていきます。
⑥ 姿勢テストにて確認します。(重心をチエックします)下肢の内側で支持できている実感できます。
⑦ その後ジョイント・エクササイズをご指導します。ご自宅で行って下さい。
⑧ 今後の治療計画をお伝えします。
ジョイント・モーション・エクササイズはその方に応じてプログラムします。シンプルなので継続可能です。
●その他の問題点について
・膝関節の炎症が起きている場合があります。炎症が起きていても筋肉・筋膜の調整は可能です。
施術後に包帯固定を行うこともあります。(2~4週間程)
重力負荷が強い場合は固定をすることで重力から解放されて自然治癒力が働きます。
・一般の整体や治療院では栄養という面からクライアントさんを診ることはありません。膝の痛みと食べ物の関係はピンとこない方が多いと思います。しかし、近年「筋肉のこわばりや炎症」とも食べ物の関連があることがわかってきました。オーソモレキュラー栄養医学の観点から解説させていただきます。糖質過多やタンパク、ビタミン、ミネラル不足により痛みが生じる場合もあります。「糖化」「栄養不足」が原因と推測される場合には、お食事のとり方もご指導します。併行して行うことで難治性が高い症例も改善したことがあります。
まずはお気軽にご相談ください。
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