2021年02月21日
痛みの原因、トリガーポントとは。 【No.2】
ブログ
簡単にまとめてみました。
目次
トリガーポイントの身体的要因として
骨格の異常としては左右の脚の長さが違うこと、骨盤のアンバランス、短い上腕などはある筋群に持続的な緊張状態を強いるため常に代償作用が働きやすくなります。左右の脚長差は両脚、殿筋、背部、頸部などにトリガーポイントを発生しやすくなる。椅子、車のシート、ソファなど姿勢に関連するものにからだを適切に支える機能が欠如していると筋肉を緊張させトリガーポイントの誘発および持続の原因となります。最後に反復動作があります。長時間のデスクワークにてパソコンのキーボードに向かう作業は非常にストレスが多いと思われます。数時間に及ぶキーボード作業により前腕と手の小さな筋肉は疲れ果ててしまいます。その間に数千とはいかなくても数百回はきんが収縮を繰り返しています。同時に肩、上背部、頸の大きな筋肉は固定され動かず、常に収縮したまま頭や腕を支えます。パソコンの作業に伴うこの静止姿勢と単調で微妙な緊張が続く状態が上半身のあらゆる部位のトリガーポイントの原因になると考えられます。
ビタミンとミネラルの関係
慢性痛のクライアントさんの多くに、痛み緩和に必要なある種のビタミン、ミネラルの不足があると思われます。
これらの栄養素はビタミンB1、B6、B12、ビタミンC、葉酸などのビタミン類とミネラルとしてはカルシウム、マグネシウム、鉄分、カリウムなどです。特に高齢者、ダイエット中の人、ストレス過多の方、深刻な病気を抱えている方はこれらの栄養素が不足している可能性があります。クリエイティブな仕事、パソコン仕事の方も脳内でビタミンBを大量に使うといわれます。食事からの摂取量不足も考えられますが、それらを阻害する物質を摂取していることもあります。タバコはビタミンCを破壊します。アルコール、緑茶紅茶、胃酸抑制剤などはビタミンB1の吸収を阻害します。定期薬として服用している薬にもビタミンB群の不足につながるものもあります。カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウムなどのミネラルを体内で適正量を維持することは筋肉を正常に働かせるために欠かせません。カリウムイオンの交換は筋繊維の収縮と弛緩に直接関与しています。鉄分は体温を調整する役割もあります。また鉄は筋繊維が血液によって運ばれた栄養素と酸素を取り入れるためにも必要なミネラルです。貧血状態は冷え性になるのもこの理由からです。最近では若い男性にも貧血症状の訴えがあり、食生活をお聞きするとほとんどレバーや赤身の肉をとる習慣がない方もみえます。ビタミン、ミネラルが筋肉に大きな影響をもたらすことをご理解していただき摂るべき食材、避ける物質を説明しています。
「誰でもできるトリガーポイントの探し方、治し方」より参照
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