BLOGブログ

2021年03月08日

食事療法と整体  〈たんぱく質編〉

ブログ

腰痛、膝痛、肩痛、首痛などの各種の痛みにマッサージや整体療法は一つの選択肢ではあります。他にできることで忘れてはならないのは栄養療法です。なかなか改善せず、あきらめている方に知っていただきたいことは栄養の大切さです。糖質過多、鉄不足、ビタミン不足、たんぱく不足で身体は不調を起こします。当然ご存じのはずです。「食事はバランスよく、腹八分に、よく噛んで食べましょう」などとは耳にタコができるほど聞いてきたことです。しかし、多くの方は何となく毎回の食事を選択されています。私もそうでした。なかなか改善されない方には食事を見直していただくと結果は早いです。(特に若い世代)まず今回はたんぱく質の話を簡単に紹介します。

目次

必要なたんぱく質量が摂れていますか?

年齢に問わず不足しているものはたんぱく質だと思います。日本の食事はおかず4割、米6割ほどが普通ではないでしょうか。サラリーマンやOLのお昼の形態は炭水化物が多いのではないでしょうか。しかし、最近では少しずつたんぱく質の重要性が高まり、高タンパク食品も多く発売になっています。低糖質食品も多く発売されリテラシーが高い方はすで食事への考え方を変えて実践しています。ビジネスマンの健康本も多く発売されていますが、ほとんど高たんぱく、低糖質を推奨しています。人間の身体はたんぱく質からできています。人間は常にたんぱく質の生成と破壊の繰り返しによる動的平衡で維持されています。たんぱくが足りなくなれば風邪をひきやすく、怪我をしてもなかなか治らないということも起きてきます。

どのぐらいたんぱく質を摂取すればいいのか。

一般的に自分の体重×1gが1日の最低量といわれています。体重が50㎏ならば1日のたんぱく質の量は50gが最低限必要になります。具体的に食事量で表せば体重50㎏の方ですと牛肉は100gでたんぱく量が15g程なので330gは必要になります。しかし、健康な人でもこれは必要最低限の量ですから成長期の中高生ならば体重×1,5gが必要で慢性病の回復期ならば2gは必要といわれています。私のデイサービスでの利用者さんの食事調査では全員が必要量が足りていませんでした。機能訓練としてトレーニングも提供していたのでたんぱく質摂取は工夫をしていただきました。卵を1日3個、チーズを食べる、プロテインを飲むなどです。しかし、長い期間かかって代謝が落ちている状態をすぐに改善することは難しかったと実感しています。ですから若いうちから栄養に対して積極的に取り組む必要があります。膝の痛みをたんぱく質を取り入れただけで改善した方もみえます。痛みにも大きく影響していることは間違いありません。若い世代でも足りていない方は不調を起こしたりしてきます。食事を選ぶ時も考えて摂ることがとても大切なことです。

食べ物のたんぱく質量

〇たんぱく質を10g摂取するための必要量
・牛肉 65g ・豚肉 83g  ・鶏肉 55g ・羊肉 68g ・チーズ 50g ・イワシ 63g
・鮭  58g ・サンマ52g  ・あじ 56g ・カジキ48g ・卵 79g(1,5個)
・エビ 86g ・たらこ60g  ・豆腐 330g ・牛乳 470g
                             〈メガビタミン健康法  藤川徳美著より引用〉 
案外と必要量を食べるにはたくさん食べなくてはいけないことがわかると思います。特に魚や肉類は鉄やビタミンが豊富なのでぜひとも毎食に取り入れたいものです。

SHARE
シェアする
[addtoany]

CONTACT

お問い合わせ

Webからのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

052-212-8180