BLOGブログ

2021年03月23日

健康に良い脂質

ブログ

最近ではオメガ3が体に良いということを多くの方が知っています。魚油のDHAやEPAなどがその代表です。しかし、日常で口にしている食べ物に含まれている脂質には無頓着な方が多いのも事実です。私もその一人でした。オメガ6はパン、お惣菜、コンビニおにぎり、お菓子などの食べ物にはなんにでも入っています。気を付けて選ばないとオメガ3はほとんど摂取できずにオメガ6の割合が圧倒的に多くなります。オメガ6の代表はサラダオイルです。このサラダオイルにはリノール酸という成分が含まれています。このサラダオイルに含まれているリノール酸は酸化されやすく長期間にわたり大量に摂取すると、脳梗塞、心筋梗塞、がん、アレルギーを引き起こすというデータが多く出ています。我々の細胞膜はリン脂質という脂肪の膜でできています。オメガ6の割合が多ければ硬い膜になり、オメガ3の割合が多ければ柔らかい膜になります。柔軟性が高い方が良いと思いますがある程度の強さも必要です。ですから割合的には1:1が理想といわれています。またオメガ6系は体内で炎症を引き起こしやすいともいわれています。日頃の食生活においてオメガ3を意識して摂り入れることをしないとオメガオイルのバランスは崩れてしまいます。

目次

オメガ3脂肪酸

DHAやEPAと同じくオメガ3脂肪酸の一種にαリノレン酸があります。このオイルが多く含まれる食物油はえごま油、アマニ油です。こられのオイルは炎症を抑え、中性脂肪を抑え、血液をサラサラにするだけでなく、リノール酸の弊害を抑制する働きもあるようです。ただし、えごまもアマニも酸化しやすいため加熱せず生で食べることが必要です。
青魚に多く含まれている脂質は人の血液をサラサラにする作用、脳の働きをよくする働きがあります。DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(英子さペンタ塩酸)という栄養成分は必須脂肪酸といって人にとって必要な栄養成分です。
現代人は魚の摂取量が下がっっている報告もあります。(食の欧米化で肉が入ってきた)オメガ3を積極的に摂るには魚を週に5回は食べると良いそうです。できればお刺身などで生食が推奨されています。
魚嫌いの方にはサプリメントで摂っていただくこともよいでしょう。最低でも3か月間続けると効果が実感できます。(サラダオイルを控えオメガ3系を摂ると体がすっきりとします)日本人は海に囲まれた島国ですから魚を食べる食生活は理に適っていると感じますね。

DHAとEPAの作用

【DHA】
・血液脳関門を通過することができる
・記憶力を向上させる
・物忘れ、認知症を改善
・血液をサラサラにする
・動脈硬化を予防
・血が固まるのを予防(血栓)
・アレルギー症状を予防
・体の炎症を予防
【EPA】
・血が固まるのを予防する(血栓)
・血液をサラサラにする
・動脈硬化を予防する
・アレルギー症状を予防する
・体の炎症を予防する
・うつ状態を和らげ、気分を爽快にする
「サラダ油をやめれば脳がボケず血管も詰まらない」山嶋哲盛著より引用

DHA/EPAが豊富に含まれる魚

(厚生労働省が設定する理想摂取量は1000mg(=1g)
【可食部100g当たりのDHAの含有率】
クロマグロ(脂身、生)
3200mg
ぶり(生)
1700mg
サンマ(生)
1700mg
マイワシ(生)
1300mg
カツオ(秋獲り、生)
970mg
マサバ(生)
700mg
真鯛(天然、生)
610みり
紅鮭(生)
480mg
まあじ(生)
440mg
【可食部100g当たりのEPAの含有率】
クロマグロ(脂身、生)
1400mg
マイワシ(生)
1200mg
ぶり(生)
940mg
サンマ(生)
890mg
マサバ(生)
500mg
カツオ(秋獲り、生)
400mg
真鯛(生)
300mg
紅鮭(生)
270mg
まあじ(生)
230mg
「文部科学省報告五訂増補日本食品標準成分表・脂肪酸成分表編」2005年1月より

SHARE
シェアする
[addtoany]

CONTACT

お問い合わせ

Webからのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

052-212-8180