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2021年04月19日

こころが遺伝子に影響する?

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先週土曜日のネットニュースに筑波大学名誉教授の村上和雄氏の訃報が出ていました。村上先生は遺伝子研究で高血圧の黒幕である「レニン」の遺伝子解読に成功したことで知られています。また「グレートサムシング」というこの世には人知を超えた存在があると発信を続けてこられ、科学者としては異端でありますが非常に高い視点を持つ方であり日本を代表する研究者であったと思います。私もたくさんの書籍を読ませていただき本当に勉強になりました。
今回はここで、村上先生の紹介したい一文があります。

【遺伝子の暗号を読んでみて驚いたのは、今現在、人のからだの中で実際に働いているものが全DNAのうち2%ぐらいしかないことがわかったことです。たった2%しか働かず、あとの98%は何をしているのかわからないのです。遺伝子というのは核の中に入っている”ご本尊”で、人間をつくる情報を持っているわけです。その情報を核の外から取りに行くメッセンジャーがいる。そのメッセンジャーが情報を受け取って核の外に出てきて、情報通りにタンパク質やホルモンをつくって動かしているわけです。しかし、そのタンパク質とかホルモンをつくるのに直接関係しているDNAはわずか2%で、後の98%は何をしているのかわからない。
それから、もう一つ面白いことは、遺伝子にはスイッチみたいな作用があり、オンになったりオフになったりするということがわかりだしてきた。そうするといい遺伝子のスイッチをオンにすることができれば私たちの可能性は何倍にもなる。私はこのオンとオフの仕組みに心が関係していると直感的に思ったのです。たとえば運動という物理的な刺激によりスイッチがオンになり筋肉つまりたんぱく質がついてくるわけです。それから食べ物が大切だというのはそれが体の構成成分になるだけではなくて、スイッチのオンにも関係するからです。そういうふうに科学的、物理的な刺激によってスイッチがオンになるのだから心の作用によってもオンになるのではないかと感じたわけです。それで七、八年前から「あなたの思いが遺伝子の働きを変えますよ」と言ってきたわけです。】
「人間この神秘なるもの」村上和雄×濤川栄太著より引用 

科学的には心の働きが遺伝子に影響を与えていることはまだ仮説の段階だそうですが、非常に興味がある内容だと思いませんか。
この本で対談をされている濤川氏も大きな病気になられましたが「高い志、感謝、プラス思考が人間の遺伝子を活性しスイッチをオンにする」というこの三つの言葉を胸に刻み、「私は絶対に治す」と決意し言い聞かせたといいます。その結果すべてが成功し自然治癒力が高まり病気を克服することができたと対談の中で語っています。
長い期間をからだの痛みに苦しんできた方々はすぐにはプラス思考になれないかもしれません。
しかし、治る決心をすればからだの痛み、不調も必ず克服できると私は確信しています。
治す力はご自分の中に眠っている自然治癒力です。
久屋整体ではいろいろな方法でそのお手伝いをさせていただいています。
決してあきらめないでください。

最後に村上先生へ、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌
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