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2021年05月10日

筋肉に作用するミネラル。〈マグネシウム〉

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夜間に足がつって難儀しているという話をよく耳にします。筋肉に何が起きているのでしょうか。
筋肉は細胞内にカルシウムが入ることで収縮をおこし、そのカルシウムをマグネシウムが細胞外に出すことで弛緩しています。
まぶたの痙攣もマグネシウムが不足してカルシウムを細胞外に出すことができずに起きる現象です。
以前ドイツ在住40年のクライアントさんがドイツでは筋肉のつりにマグネシウムが処方されるが、日本の医師はすぐに漢方をですといわれたことがあります。
確かに高齢者の足のつりがある方は漢方薬が処方されている方が多いですね。

心臓を動かす心筋といわれる筋肉細胞もカルシウムで収縮してマグネシウムで弛緩します。
突然の心臓発作で亡くなる方も心筋がマグネシウム不足でつってなくなっているケースもあるといいます。
あまりクローズアップされていない「マグネシウム」
実は最近少しずつ大切な、重要なミネラルといわれ始めています。

マグネシウムはATP(アデノシン三リン酸)の合成に鉄と同じく不可欠なミネラルです。
「好気性代謝(クエン酸回路+電子伝達系)」といわれるATPを大量につくる重要な役目があります。
またマグネシウムは体内の300以上の生化学反応に必要な補因子で、正常な筋肉と神経の機能を維持しています。
心臓のリズムを安定させ正常な免疫システムを維持し、骨を丈夫に保つために働きます。

マグネシウムが不足すると
・心臓病
・糖尿病
・がん
・脳卒中
・骨粗しょう症
・関節炎
・喘息
・腎結石
・片頭痛
・月経前症候群(PMS)
・足、まぶたの痙攣
・高血圧  「メガビタミン健康法 藤川徳美著より」

日常でマグネシウム不足に気を付けること
・化学肥料や農薬を使っていない野菜、果物を食べる
・玄米や全粒粉、黒砂糖など未精製あるいは精製度合いの低いものを選ぶ
・煮すぎ茹ですぎに気を付け、調理はできるだけ簡潔にする
・清涼飲料水や加工品を食べない
・カフェイン、アルコールの摂取を控える
・薬を安易に服用しない
・ストレスをため込まない 「食べない人は病気にならない 山田豊文著より」

カルシウムとマグネシウムはブラザーイオンと呼ばれその理想比率は1:1といわれています。
(ちなみに牛乳はカルシウムとマグネシウムのバランスが悪いのでお勧めしていません)
しかし、現代の食事は圧倒的にカルシウムが多い食事なのでサプリメントにてマグネシウムを摂るようにお勧めしています。
私が摂っているマグネシウムサプリは「Solaray社 Magnesium Glycinate 400mg」です。
友人たちは夜間に足の痙攣が時々起きるといいますが、私は一度もありません。
頻繁に「足、まぶたの痙攣」が起きている方はすでにマグネシウム不足が起きています。
なかなか食事では改善しないのでマグネシウム不足にはサプリメントをお勧めします。
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