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2024年02月03日

「医心方」事始 を読んで。

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こんにちは、久屋大通駅から徒歩1分の久屋整体です。

最近、夢中になって読んでいた本があります。

「医心方 事始」槇佐知子著(藤原書店)という書物です。

医心方とは日本最古の医学全集といわれ宮廷医・丹波康頼(912~995)が994年に朝廷に献上した書物です。

当然、原典はその当時の書体なので現代人にはほとんど理解できないものであります。

この本は槇佐知子さんが現代訳をして出版されました。(槇さんは今年の1月にお亡くなりになられました)

治療の対象になるものは、内科から外科、産科、婦人科、小児科、皮膚科、泌尿器科、性病科、寄生虫科と様々です。

他にも、性愛術、あらゆる願望の対処法、占相、呪術、火遁水遁の術も医療の一分野であったそうです。

康頼が生きた時代は陰陽師・安倍晴明が暗躍した時代であり、藤原定子、清少納言、紫式部とも歳月が重なるようです。1000年以上も前の医学書です。

現代でも参考になるものも多いようですが、かなり危険な処方もみられます。

たとえば「転筋」(こむら返り)の治療例があります。

・車軸に塗った脂を足裏の湧泉(ツボ)にぬること。  ・患者を逆さに担いで治るように祈る。

・ネズミの穴の中の土を水と混ぜて患部に塗る。  

また、土地が変わって水が合わないときは、履き古した履物の底の土を水に溶かして服用するとあります。

下痢のために肛門が疼痛するときにはニンニクを焼いて皮を剥ぎ、肛門内に入れるとよいともあります。
                                          【以上引用】
かなりハチャメチャな治療法がありますが、なかには現代にも通じるまともな治療法もあります。

1000年以上前の日本人も現代に共通した病で医学に頼ってきた経緯がうかがえます。

現代は西洋医学一辺倒ですが、現代の治らない病が“医心方”の中にある治療法で有効なものもあるのではない

かと、なんだか期待したくなる治療法があるのも事実です。

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